身体についてひとつだけ覚えておくこと
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くつろぐこと
「身体に関する限り、ひとつだけ、一言だけ覚えておきなさい——くつろぐこと。
身体がくつろいでいられればいられるほど、あなたは家路へと近づいていく。
時間があるときはいつでも、自分の身体がくつろいでいるか、
それともどこかに何かしらの緊張があるのか、
ちょっと見てみるのだ。
目を閉じて、足先から始めて、内側を上に向かって順に見ていく。
すると、膝に緊張があるな、とか、腰に緊張があるな、とわかる——
緊張を感じるのがどの部位であっても、ただその部位に「くつろいで」と頼んでごらん」
Osho
くつろぎをいざなう
治療で、筋緊張に触れるけれど、ご本人は痛みも凝りも感じない、ということによく出くわす。
仰臥位で、肩甲骨や後頭部とマットとの間に掌を差し入れて、固まっているお身体が緊張を手放して降りてくるのを待つ。
ただそっと待っている時もあるし、「この手の上に降りてきてください」と誘うこともある。
掌にくつろぎが落ちてくる。